アドベントクランツとアドベントリースの違いは?
クリスマスフラワー・2014☆ & ラグジュアリーフラワー・クリスマス☆
とってもとっても久しぶりの更新です(^^ゞ
このブログを更新しながら、デジタルの世界のスピードと時代の流れの速さを物語っているな~と実感しています。
このブログにUPしているヨーロッパの写真達ですが「131万画素」だったころの「デジタルカメラの初期モデル」
USBのない時代のデジタルカメラから見た景色です。
カメラ史的に貴重な写真かも(笑)
瞬間美の花の世界で仕事を始めた時からカメラは相棒みたいな存在でコンパクトデジカメも一眼デジタルカメラも、まだ一般的ではない時代
どちらもほぼ初期モデルの段階からデジタルカメラを使ってきました。
この写真を撮っていた頃はこの写真たちはマイスタリンの宝物でした。
このブログをUP していた数年前でも、自分でそこへ行って実物を見た人にしか撮れない見れない写真知ることのできない知識・情報でした。
そしてあっという間に、他国のクオリティーの高い写真や情報があふれていて、誰でも簡単に見れるようになっている2014年現在
また数年後、どんな世界になっているのかな~っと思いつつ更新。
さてさて、本題に入りましょう(*^。^*)
「アドベント」という単語が日本でもかなり普通になってきたものの
「アドベントクランツ」と「アドベントリース」の違いは???
と思っている、フロリストの方結構いるんじゃないかと思います。
2014年12月現在・調べてみても今のところ見当たらないですよね?
アドベントクランツ→「Adventskränze」は
「Meisterin」マイスタリンと同じくドイツ語です。
ドイツの歴史・概念の中から発生している「ドイツ語の単語」です。
なので英語で調べてみても訳せません。ドイツ語なので。
アドベントリース→「Advent Wreaths」は英語です。
そして、アドベント→「Advent」はラテン語です。
「クランツ」は花冠・花輪・輪の形をしたもの「リース」のことです。
ドイツ語「Adventskränze」= 英語「Advent Wreaths」
キリスト教の宗派?や国によってアドベントのルールは異なるので
厳密には同じものではないと思いますが「内容」ではなく「言語」の違いです。
歴史的な説明をすると宗教はややこしいので割愛ということで(^^)
著作権があるので他人様の写真を勝手にブログに掲載はできないので
アドベントクランツ&アドベントリースの写真は
ラグジュアリーフラワーのPINTEREST クリスマスにピンしています。
http://jp.pinterest.com/luxuryflower/christmas/
日本人から見たアドベントクランツとアドベントリースの違いは、ドイツ語と英語の違い、訳す言語の違いでしょうね。。。。ということ☆
クリスマスフラワー・ドイツアレンジ24
クリスマスフラワー ロマンティックなクリスマスを演出する花束をお届け☆
プロポーズフラワーのクリスマス企画と並行して紹介してきたマイスター達のクリスマス作品ですが、これにて終了です♪
私の作品がないのは。。。自分の作品を撮る余裕なんてなかったゆえん。。。
今回紹介した作品以外にも、まだまだあったのですが写真を撮るタイミングと時間のゆるす作品のみしかとれていないので、残念ながらこれだけです。
もし機会があれば、今の季節11月から12月にドイツの街を歩いてみて下さい。
とっても素敵なクリスマスの装飾で、街中がキラキラしています(^^)
体中の水分が凍ってしまいそうに寒いドイツの冬ですが(*_*)
そんな寒さも吹き飛ばすほどに、クリスマスマルクト(クリスマスマーケット)はかわいくて、ロマンティックで、見ているだけで心があったかくなります。
「どうして、クリスマスマルクトの写真を撮ってなかったんだろう?」
と思い出してみると・・・
本当に寒すぎてカ、メラを出してシャッターを押すのさえ嫌だったんです(*_*)
さて、クリスマスアレンジの締めくくりに伝統的なクリスマスのシンボルとされているものを書き留めておきます。
・アドベントクランツ
・アドベントの装飾に用いる4つのキャンドル
・リンゴ
・グリーン
・コニファー
・ニコラウス(サンタのおじさん)
・ポインセチア
・様々なキャンドル
・コーン(まつぼっくり)
・クリスマスツリー
・クリスマスローズ
・天使
・エキゾチックなもの
・プレゼント♪
・たくさんのキャンドルアレンジ
・ゴールドとキラキラ
・モミの木
などなどなど・・・以上のほかにも、形だったり、物ではなかったり、クリスマスの伝統に関してはまだまだありますがフロリストが押さえておくべき代表的なポイントをメモしておきました。
それでは、またしばらくマイスタリンは冬眠いたします(笑)
そしてまた、ひょっこり更新を始めます。 あうふびーだぜーん~(^O^)/
クリスマスフラワー・ドイツアレンジ 23
クリスマスフラワー・ドイツアレンジ ←クリスマス花束プレゼント☆
マイスター達のクリスマス作品紹介中♪
写真だけでみると・・・なんだこれ?という感じ(笑)
でも実物は、すごいです。全てロウでできた大きなロウの器です。
Diana作
まず大量のロウソクを火にかけとかし、液状のロウに戻します。
そしてベースとなる器を裏返し、液状のロウを刷毛で丁寧に塗り重ねていきます。
ロウの厚さにムラが多いと、ベースを器から外すときに割れてしまうので丁寧に丁寧に(^_^)
ベースができれば裏返し、そっとベースをはずせば、ロウでできた器が完成
ロウの器の中に、クリスマスデコレーションをし、フロストキャンドルを並べ再び上から、液体のロウを塗り固定していきます。
このクリスマス装飾をほどこした大きな器そのものが、ひとつのキャンドルです。
キャンドルに灯をともすと、すっごくきれい(^^♪
日本に比べ広い住空間で、室内装飾やインテリアをとても重視するドイツなのでどこの家庭でも、おうちの中を素敵に装飾しています。
一般家庭でも、こういった大きなキャンドルを飾れる場所があり衣食住のうち「住」に重きを置くドイツだからこそできる発想の作品ですね。
クリスマスフラワー・ドイツアレンジ 22
クリスマスフラワードイツアレンジクリスマス花ギフト☆
ドイツマイスター達のクリスマス作品を紹介中♪
斬新なクリスマスリースです(^_^)色んなテクニック(手法)がつまった作品ですね。
Martina? oder Dagmar? 作
緑と黄緑のフェルトは、自分で制作しています。
ドイツでは、毛糸からフェルトを作る作業をフェルツといいます。日本でも、鞄や帽子など雑貨として売られているのをたまに見かけますね。
オリーブ石鹸で泡泡になりながら、独自のフェルトを作り作品に使いました。
リースのしたに敷いている、緑を主体にした敷物は、雑誌やカタログや色紙などをパウチフィルムし適度な形に切り、それを自分好みにデザインしなおしながら
一枚の敷物に作り直しています。ランダムなはり絵のような感じかな?その他にも、面白い手法でさまざまに工夫されていますが解説はここまで。。。
ちなみにこの作品は、右下3枚の写真からインスピレーションをえているようです。
クリスマスフラワー・ドイツアレンジ 21
マイスター達のクリスマス作品を紹介中♪
先進的に分類されるクリスマス装飾ですが、形としては伝統的です。
クリスマスよりは、結婚式のブーケ等に多用される形です ⇒「スピンデル」
日本人が見ることはないですが、中世ヨーロッパに貴族?王族?が持っていたものにこの形に近いものがあったといえば想像できるでしょうか?
日本の武士や公家の装飾を外国人に説明するのは難しいヨーロッパ版ですね。
マイスタリン自身も、説明してもらったものの深くは理解できてません・・・
Nadine作
ドイツ人達には、珍しくとも何ともない「スピンデル」を、初めて見た私。。。
いたく感動し、マイスター試験のブーケは、このスピンデルに決めた!と一生懸命(勝手に)勉強したのに、本番の試験ではブーケではなくアウトシュムック(車へのウェディング装飾)のくじをひいてしまい・・・
残念すぎて忘れられない思い出深い「スピンデル」(T_T)
だってこれ、どうやって作ってるか知りたくないですか?
どんなテクニックで、植物を使いつつ、この形に変身させて、何をどうつないだらこの形になるのか気になりませんか?
フロリストなら、これをとっても素敵に作ってみたくないですか??
マイスタリンには、いまだ夢の「スピンデル」☆☆☆
クリスマスフラワー・ドイツアレンジ
クリスマスフラワー・ドイツアレンジ 20
クリスマスフラワー クリスマスの花束ギフト☆
マイスターフロリスト達のクリスマス作品を紹介しています♪
先進的な、アドベントクランツです。伝統にとらわれないクリスマスリースという表現が正しいでしょうか?
グラスの中にフロストキャンドルを浮かべ火をつけると、それぞれに違うグラスの色が、ユラユラとキャンドルの光に照らし出されます。
Katerina作
ロマンティックなピンクローズの仕上がり。
ドライのアジサイを埋め込みながら、キラッキラのクリスマスボールをたっぷりとちりばめ、リボンや装飾コイルなどで、クリスマスらしく輝く美しくてロマンティックなクリスマスリースでした。
グラスの数や、ボールの数をみればわかるようにこれもまた大きい作品です。
高級ホテルのエントランスに似合いそうな、高級感たっぷりの作品。
クリスマスフラワー・ドイツアレンジ 19
クリスマスフラワー・ドイツアレンジ ←クリスマスの花束ギフト☆
これは、先進的なクリスマスシュムック
この形には何か意味があったはず・・・でも思い出せない・・・すみません。
(作品の背景に写っているのは、他の学科の教室なので作品には無関係)
Katrin作
日本で、ロウソクというと仏様のまえにあるシンプルなロウソクをイメージしますが
ヨーロッパでは、日常生活でのちょっとした演出にロウソクを使います。
ファミリーでくつろぎながらテレビを見るときには、電気を消してキャンドルの灯で
友人が遊びに来たら、ちょっとかわいいキャンドルをともして食事やティータイム
特別な日でなくても、キャンドルの炎のアンニュイな明暗を楽しみます。
ヨーロッパ輸入のキャンドルには、あそび心やテーマがあって
素敵なものが多いのももうなずけます。
このキャンドルをかわいく装飾するのも、フロリストのテクニックの一つです。
普通のキャンドルに手を加えて、イベントやテーマに合わせた
「魅せるキャンドル」に変身させるのも私たちの仕事の一部 (^_^)
4本のキャンドルをアドベントらしく素敵に演出している作品です。
クリスマスフラワー・ドイツアレンジ 18
クリスマスフラワー・ドイツアレンジ ←クリスマスの花束スペシャルギフト☆
ドイツマイスター達のクリスマス作品を紹介中♪
「伝統的な」に属するクリスマスリースです。
ナチュラルトーンで、かわいく上品に仕上げられています。
クリスマスカラーといわれる赤と緑のコンビネーションばかりの中で、
やさしいベージュ系をみるとほっとしますね(^_^)
Nadine作
シナモン・ジンジャー・ドライフルーツがバランスよくちりばめられ
まるでクリスマスケーキのデコレーションのようで、美味しそうです(笑)
全体をまんべんなく装飾しているリースがほとんどでしたが
この作品は見せ場を作り、ポイントを絞って飾っているデザインが◎
全体にこの装飾をすると、うるさい感じになってしまいそうですが
その辺を計算して、見せ場を絞っているところがさすがですね。
クリスマスフラワー・ドイツアレンジ 17
クリスマスフラワー・ドイツアレンジ ←マイスタリンのクリスマス花ギフト☆
ドイツマイスター達のクリスマス作品を紹介中♪
伝統的なアドベントクランツ、モミの木をリースにしています。
なにげに作られているかに見えるリースですが、実はリースの比率は決まっています。
美しく見える造形比率に出来上がっていること、レオナルドダウィンチに学びます。
云わずと知れた、黄金比率 ⇒ 3:5:8 の応用です。
リースの場合は、1:1.6 :1
内円 対 外円 で計算すると、 1対√2(ルート2)
天才的な感覚で、人が一番美しいと感じる比率を最初から作れる人は別として
この黄金比の感覚を身につけることは、誰もが美しいと感じるものを
自然に作りだせる「物差し」を自分の中に持つということにつながります。
西洋の美学の根底にある、黄金比率は3対5対8ですが
日本の美学では、3対5対7です。
割り切れない数、奇数を美の基本とする日本の美学の根底を理解すれば
西洋、東洋問わず、ほぼ同じ比率を美の基本として歴史を紡いでいることから
両方の比率の正しさが実証されていることが分かります。
クリスマスフラワー・ドイツアレンジ 16
クリスマスフラワー・ドイツアレンジ ←マイスタリンのクリスマスギフト☆
マイスタリンの母校のマイスター仲間たちの作品を紹介中♪
前回と同じく「フェストン」 こちらはエレガントで女性的
同じ形のものでも、前回とは表現されているイメージが対照的です。
Katharina作
ルナリアを一枚一枚、一定方向に丁寧に貼り付けつややかなテクスチャーで
両サイドには、ゴールドでキラキラと上品に装飾しています。美しいですね。
貴族や王族の邸宅やお城に飾られるようなイメージで作られています。
この作品は予想外に、ルナリアの量が必要で途中から真っ白な質のよいものが
手に入らずキナリに出来上がってしまいとても残念がっていたのが印象的でした。
でも改めてみると、真っ白よりこのキナリ色の方が味がありますよね。